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かぶの柚子漬け

焼きれんこん

グラタン

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2024年12月

グラタン

こどもの頃のお手伝いでマカロニグラタンやクリームシチューの“ルウ”を作るのは私の担当でした。バターと小麦粉を炒めて牛乳でのばすというものです。

一度覚えると楽しくて、グラタンやクリームシチューの日には必ず声をかけてもらい作っていました。ただし料理を最後まで仕上げるのではなく、“ルウ”を作るだけという趣味的なお手伝い。

気に入ると同じ料理を何度も作ったり、食べたりするのはいまも変わらず、そして気に入った食材は立て続けに使いたくなる性質も同じく。

この秋から冬にかけては玉ねぎを頻繁に使っていて、なにかと補助的な役割になりがちな玉ねぎを主体にした料理を作っていました。

こちらは小玉ねぎを使ったグラタン。バターと小麦粉を使った“ルウ”は、やはり冬にはしっくり。

見た目にも冬らしく、煮込んだりグリルする調理法は空気が暖まる。そして食べると体の中から温まる。良いことづくし。

徐々に寒さがやってきました。風邪などひかぬように!

焼きれんこん

夕食の献立で、あともう一品欲しいなというときに、「焼きれんこんの生姜醤油」。似た系統の料理としてはきんぴらですが、こちらのほうがサッと作れて食べ応え有り。

オイルで香ばしく焼き目をつけながら柔らかく火を通し、醤油で香りづけ、そして、おろし生姜。

“オイル” “調味料” “薬味”の組みあわせの善し悪しもあるので、そちらも考慮しながら料理します。

この3つの組みあわせは幾通りもできるので、主菜や他のお料理との味のバランスで、そのつど変えています。

れんこんの代わりに長いもを使っても美味しい。使い勝手が良く、さらには日持ちがする長いもは、冬にはよく使う食材のひとつです。

かぶの柚子漬け

毎年、大根と柚子で作っている甘酢漬けを、かぶで作りました。大根で作るときはおせち料理の一品“なます”としてですが、かぶならば日常の副菜としての一品に。

大根よりも柔らかく、漬かりが早いところも普段使いに最適。

かぶの甘味を含む水分と調味料が馴染んでいい漬け汁になる。昆布は小さめ一切れを旨味だしとして加えます。昆布が有ると無しでは美味しさの余韻が違う。

出汁用としての昆布は天然の利尻昆布ひと筋です。利尻昆布といっても採取地が幾通りかありますが、突出しない旨味で好み。ほかの食材の味の邪魔をせず、調和するところが気に入っています。

昆布は築地の乾物やさんで購入していて、500g入りですが乾燥しているから結構な量があります。

例年、年末に買い出しにでかけていましたが、混み合っているうえに、慣れない海からの冷たい風にあたり疲れてしまうので、最近は暖かさを感じるようになった頃、のんびりと出かけるようにしています。