日記
2022年5月
玉ねぎピラフ
ピラフには玉ねぎを香味野菜として入れますが、こちらは主役の具としての玉ねぎ。玉ねぎのみです。
たっぷり刻んで米と炒め合わせて炊き込んでいます。
新玉ねぎのシーズンなので、店舗によっては通常の玉ねぎが置いておらず、新玉ねぎのみ販売というところもチラホラ。
今回も新玉ねぎを使っていますが、辛味も抑え目で、水分が多く、食感もやわらかなので、炊き込むと姿が隠れて米と馴染みます。
炒めるときは、爽やかな印象の新玉ねぎとのバランスがよいオリーブオイル。
春先の新もの野菜はバターよりもオリーブオイルとあわせるのが好みです。
焼きたけのこ
たけのこの’’えぐみ’’は春ならでは。
すべて取り除いてしまったら食材の風味がなくなってしまうほど、必要な部分です。
それに加えて、たけのこには適度な甘味もある。
すごく複雑な味わいだからこそ、主張が強い食材なのだと思います。
合わせるものも、たけのこに負けない同等の主張の食材でないと負けてしまって、使う意味がなくなってしまいます。
その点、木の芽は流石。
木の芽の香りと、たけのこのえぐみのバランスは抜群。
これぞ味の相乗効果ですね。
原木しいたけ
しいたけは春にも旬があって、この時期ときどき原木しいたけをみかけます。
湿度が上がってくる前だから、ちょうどいい。湿度が高くなるとまた少し違った野菜を欲するから、うまくできています。
しいたけの軸はみじんぎりにして、にんにくと混ぜて炒めます。
傘の部分は存在感をもたせて、ざっくりと裂きます。
味つけは極シンプルに、しいたけの香り豊かなパスタができあがり。
最近は作る頻度が減っていますが、ときどき食べたくなって作ると、やはり美味しいと思う豚の生姜焼き。
以前は豚肩ロースの薄切りで作ることが多かったけれど、今日は定番の生姜焼き用の肉を使いました。
まず、無調味の肉を焼いて火を通して、それから調味料を加えます。
みりんとしょうゆが豚肉の脂とほどよくなじみ、とろっとしてからんだら完成。
チキンストックのチカラは借りたけれど、具材は野菜のみ。
細かく刻んだ数種の野菜を小麦粉、カレーパウダーと炒め合わせて作ったカレーです。
野菜は “だし”になり得るような旨味が強く、煮崩れにくいものを使っています。とにかくたっぷり使って。
ドライカレーのように汁けは少なめに仕上げています。
蒸し暑い日が続き、食卓には、ほんのり苦味のある野菜が並ぶ日が多くなっています。
きゅうりは毎年、この時期から、よく食べるようになって、浅漬けや酢漬けなど。そして、定番『たこときゅうりの酢のもの』。
みずみずしいきゅうり、たこの旨味、そして酸味。蒸し暑い日などには最適です。
箸休めにも、お酒のつまみにも、さっぱりして気分も晴れます。
そして、今年はピーマンも毎日のように使っています。
シンプルに焼いても、炒めても、茹でても。色んな切り方味つけ、組み合わせで、食卓に添えています。